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since 2002.10.14

2-06.所属員の勧誘をする

所属員の勧誘をする


 学生団体であれば毎年一学年ずつ卒業していってしまうため、継続的に新しい所属員の勧誘をする必要があります。演奏形態により最低限必要な人数がある場合は、人員確保はより切実な問題です。一方、一般団体においては積極的に勧誘している場合もあれば、欠員となった楽器のみ募集している場合もあります。


 また団体の状況により、育成体制が整っているため初心者歓迎とする場合もあれば、人数が多すぎたり育成の余裕が無かったりする場合はある程度の経験者を求める場合もあります(後者の場合は時にオーディションという形で選抜が実施されます)。


 以上のような点も踏まえ、まず勧誘の方針を策定することが求められます。自分達はどういう団体で、どういう人に入って欲しいのか、それを明確にしておくと、双方のミスマッチを防げます。


 具体的な勧誘方法としては、学生団体であれば新歓(食事会等のイベントも含む)や体験入部など、一般団体であればwebの公式サイトやSNSの活用、他演奏会へのビラ挟み込みなどが考えられます。

 

初心者の勧誘時に


 初心者歓迎の団体は、自分が演奏できるようになるか不安な初心者に対し、その気持ちを取り除いてあげる必要があります。


 例えば「初心者でも、楽譜が読めなくても大丈夫」とアピールしたり、「私も入部する前は楽器なんか触ったことなかったけど、今はちゃんと演奏できるようになった」と体験談を語ったりします。


 また成功体験を積み重ねさせることも重要で、簡単な曲を用意しておいて演奏してもらい、何となくでも演奏できたらほめることも有用です。

 

初心者定着のために


 苦労して入ってもらった初心者にいかに定着してもらうか、様々な工夫が必要です。

  • 演奏を楽しめるように指導する
     初心者には色々教えないと、なかなか上達せずモチベーションも下がり、団体に足が遠のく危険性があります。かと いって最初からガチガチで退屈な指導をしていたのでは逆効果です。「楽しく演奏できるようになるために、ちょっと色々教えるね」というスタンスで、効果的 な指導を行います。
  • 個人練習の際は具体的課題を与える
     ずっと教えてばかりではなく一人で練習する時間を設けるのはメリハリがついて良い反面、初心者は個人練習の仕 方が分からない場合が多く、時間をもてあましてしまうこともあります。そのため個人練習をさせるときは具体的な課題(この楽譜をこのテンポでできるように 等)を与えておき、練習後は必ず状況を確認するようにします。
  • 気分転換をする
     練習が続いた時は、いったん休憩を入れることも大事です。休んでまた再開すると意外にできるようになっている、ということが初心者の段階ではよく見られるためです。例えば色々雑談をしたり、演奏会の映像を見てもらったりと気分転換をします。
  • 新入生に話してもらう
     練習時も雑談時も、どうしても上級生がずっと話して新入生が黙ってそれを聞くという構図になりがちですが、できるだけ質問をしてみるなどして新入生自らに話してもらうことが必要です。