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第10章 新入生

10-01. 新入生勧誘

 

 新入部員の確保は切実な問題です。人数が足りないと活動自体ができなくなってしまうこともあり、様々な手段を講じて新入生勧誘をしなければなりません。吹奏楽の場合、入学式や歓迎会で吹奏楽の演奏ができればかなりのアピールになりますが、それ以外にも勧誘策は必要です。

 

【勧誘策1】 そもそも「吹奏楽」とは何かを知らないという新入生は多いものです。なので「吹奏楽とはなにか」というチラシを配るのもよいでしょう。

【勧誘策2】 「今吹奏楽部を見学すると、好きな楽器を吹けるよ」と話しかけて、音楽室に来てもらいます。また「初心者でも、楽譜が読めなくてもOK」ということをアピールしましょう。「私も入部する前は楽器なんか触ったことなかったけど、今はちゃんと吹けるようになったよ」と話し、不安を取り除きましょう。

【勧誘策3】 新入生勧誘期間中は通常練習をやめて、部員全員が勧誘に力を入れます。まず音楽室に来てくれた人のために、1~2曲ポピュラー曲を披露しま す。その後吹いてみたい楽器の所に行ってもらい、先輩がていねいに教えます。楽器を吹いてもらうだけでなく「学校慣れた?」という世間話もして、フレンド リーな雰囲気を作りましょう。

 

 楽器がある程度吹けるようになったら、簡単な曲(カエルの歌など)を用意しておいて、何か一曲吹かせてみましょう。なんとなくできたら「すごいじゃん。私なんかこんな上手く吹けなかったよ」などととにかくおだてましょう。

 

 というふうに、色々な方法があると思います。2、3年生がよく話し合って、新入生勧誘について綿密な計画を立てておきましょう。勧誘のポイントは「強引になり過ぎず」「興味を引き出す」ことです。ぜひ一人でも多くの仲間を増やしましょう。

 


10-02. 新入生のパート配属

 

 新入生には、自分のやりたい楽器に配属してあげるのが一番ですが、楽器間のバランスの問題も考えなければなりません。また、体型的な理由などから、楽器の向き不向きも生じます。指導者とパートリーダーはこのことを考慮に入れ、パート配属を行って下さい。

 


10-03. 初心者の指導

 

 まだドレミも吹けないような初心者に対して、指導者・パートリーダーは過大な注文をつけないようにしましょう。まだ楽器を始めて一か月という人に「もっと表情豊かに、音楽的に」なんて言っても向こうは混乱するだけです。特に初心者に対して、指導者・パートリーダーは「具体的で分かりやすく、簡潔に」話し かけましょう。

 新入生にはまず「吹奏楽とはどんなものか」を伝える必要があります。全国大会のDVDを見せたり、演奏会のビデオを見せたりして、吹奏楽の雰囲気をつかんでもらいましょう。(できればCDなどではなく、DVDなど視覚に訴えるものがあるとよいです)

 


10-04. コンクール曲への参加 

 

 「なんとか楽器が吹けるようになってきたかな?」と一年生が感じはじめる頃になったら、コンクール曲を渡します。金管楽器では、高音がつらい1stは避けましょう。

 

 一年生がコンクール曲に参加する場合は、基本的に、木管の速いパッセージや金管の困難な高音などは「カット」するべきです。春に楽器を渡されて、いきなり夏までに曲の全部を吹けるようにしろとは無理な話ですからね。「できそうな仕事をこなす」、これが一年生のコンクール曲への基本姿勢です。

 ただし小編成バンドによくあることですが、先輩がかぶらずに、一年生のみのパートの場合は話が別です。そのときは、一年生にそのパートを全部任せるしかありません。しかしこの場合も、同じ音で同じ動きをしている他のパートの人がいる部分はカット可能です。

 

 「カット」という表現がどうもネガティブだというなら「吹けるところを増やしていく」という発想はどうでしょう。まず先輩の許しがないと合奏で吹いては いけないことにします。そして、一年生が練習して吹けるようになった部分を先輩に聴いてもらいます。よくできていたら「合格!ここは合奏で吹いていいよ」 と言って、パート譜のできた部分に色マーカーを塗ります。どんどん練習して吹けるところが増えるにつれ、パート譜が色マーカーで染まっていく(結果として 困難な箇所にはマーカーが塗られない)。一年生にやる気と達成感を持たせる意味で良いやり方の一つです。

 


10-05. オーディション

 

 一年生が全員コンクールに出場できれば問題ありませんが、人数の都合で、どうしてもコンクールに出られない一年生が出てきてしまう場合があります。

 まず、一年生しかやっていないパートがある場合は、その人は必ず出します。そして、先輩とかぶっているパートを吹く一年生は「オーディション」をして、コンクールに出すメンバーを決めるという方法があります。オーディションをすると、一年生はコンクールに出たいとオーディションに向かって一生懸命練習するので、一年生のレベルが上がるという利点があります。また、実力で出る出ないが決まるので、すっきりしています。

 

 オーディションをする場合、まず全体のバランスを考えて、各パートごとに出られる人数を設定します。例えば「クラパートの一年生は5人いるけど、出られ るのは2人」というふうに。そしてオーディションの日程を設定し、それに向けて一年生に練習させます。オーディションでは「ここは練習してこれだけできる ようになりました。ぜひ使って下さい」とアピールさせます。そしてパートリーダーなどが選考し、出られる人を発表します。

 出られない人は、打楽器の運搬など裏方で活躍してもらいますが、精神面のフォローも大事です。先輩がよく面倒を見てあげて下さい。

 

 なお、オーディションを一年生だけでなく全員で行うのもいいでしょう。吹けない三年生よりも吹ける一年生を出した方が、当然良い演奏ができますから。ともかく、そのバンドにとって、実力の面からいってベストメンバーをそろえて、本番を迎えましょう。

 


10-06. 初心者の練習

 

 4月に新入生が入ってから夏にかけては、まず初心者の指導をしなければなりません。しかしこの時期は、夏に向けてコンクール曲をどんどん練習していく時期でもあります。この「初心者への指導」と「コンクール曲の練習」は、どちらも手を抜けない大事なことなので、この両者のバランスをうまく保って練習計画 を立てるのはなかなか難しいものです。

 

 まずは「4月以降は新入生の指導であまり練習ができない」という意識をもって、3月までにコンクール曲の練習をある程度進めておく必要があります(特に課題曲と自由曲の両方をやるバンドは)。また同時に、基礎力の育成もしっかりと行っておきます。

 そして4月以降ですが、まずは部員勧誘をしっかり行うことは言うまでもありません。そして正式入部後ですが、一つのやり方として、1日の練習を「1年生 に教える時間」と「2・3年生がコンクール曲を練習する時間(その間1年生は個人練習)」とに分ける方法があります。ただ、1年生は個人練習といわれても 何をやったら良いか分からないので、先輩が「今日はこのページをできるようにしてね」などと指示をしっかりと出す必要があります。