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関西コミティア51

2017年10月1日(日)@OMMビル2階ABCホール

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第9章 アンコン&定演

9-01. アンコンとは

 

 毎年冬になると、吹連が「アンサンブルコンテスト(略してアンコン)」を開いています。吹奏楽におけるアンサンブルは、おおむね3名~8名が集まって合奏する形態を指します。通常指揮者はおらず、ひとりひとりがお互いを見合って合わせていきます。

 

 アンサンブルは通常の合奏と違い、一人が1パートを受け持つので、各個人の責任感が自覚されて、通常の合奏でもよい影響をもたらします。特にある程度実力がついてきた初心者は、アンサンブルに挑戦すると、一段と大きく成長します。

 アンコンは吹奏楽の一年の活動の中でも重要な役割を担っています。ぜひ積極的にアンサンブルに取り組みましょう。

 


9-02. 演奏会を開こう

 

 「一年の活動がコンクールとアンサンブルコンテストだけ」というバンドもあるかと思います。しかし、コンクールやアンコンのような、審査員がいて音楽を評価してもらうような場でしか本番を体験できないのは、とてももったいないことです。生徒自身が選曲し、演出を考え、お客さんに自分達の演奏を楽しんでも らおうという場も、吹奏楽活動の中では必要になってきます。

 またコンクールやアンコンでは、クラシックや吹奏楽オリジナル曲など、いわゆる「カタい」音楽を演奏することが多いものですが、そうではなくて、楽しいポピュラー系の曲をやる機会を設けるといった意味でも、演奏会は大事です。

 

 そこで、多くのバンドは毎年「定演(定期演奏会)」を開いています。近くのホールを借り、クラシックからポップスまで幅広い選曲で、自分達の練習の成果をお客さんに聴いてもらいます。

 しかし、すべてのバンドにこういった演奏会ができるとは限りません。人数がとても少ないバンドや、進学校で練習時間があまりとれないバンドなどは、とて も演奏会まで手が回らないことでしょう。ですが、こういったバンドは、自分のバンドの実情を考えた演奏会を開くことはできます。

 ホールを借りず、自分の学校の体育館や音楽室でやってもいいでしょう。十数曲も曲が準備できないなら、4~5曲で終わるステージにしてもいいでしょう。演奏会自体は小規模でも構いません。大事なのは「自分達で演奏会を開く」ということです。ぜひ、演奏会という舞台を通して「enjoy 吹奏楽」を追求しましょう。



9-03. 演奏会の選曲 

 

 演奏会のためにレパートリーを増やそうということで、楽譜を注文することもあるでしょう。ここでは吹奏楽の楽譜出版社でメジャーな所をいくつか紹介しておきます。選曲の参考にしてみてください。

  1. ミュージックエイト
     ポップス曲の吹奏楽編曲ものでは、業界最大手です。略してM8といいます。最新の曲や定番の曲が吹奏楽に編曲されていて、編曲はオーソドックスなものになりますが手ごろな価格とそれほど高くない難易度が特徴です。
  2. ニューサウンズ・イン・ブラス
     歴史ある吹奏楽の楽譜シリーズで、略してNSBといいます。様々なジャンルの音楽が編曲されています。M8より難度は高めですが、すばらしい編曲です。
  3. 過去のコンクール課題曲
     忘れられがちですが、過去のコンクール課題曲のなかにも良い作品はたくさんあります。数々の明るい行進曲など、演奏する価値のある曲ばかりです。過去の 課題曲が楽譜棚の奥に眠っているという学校は、ぜひやってみてください。また、全吹連で過去の課題曲の楽譜やCDも販売しています。
     過去の課題曲を練習する場合は、課題曲だった当時のバンドジャーナルやバンドピープルに練習法・演奏法が掲載されているので、バックナンバーを探してみ ましょう。

     


9-04. 営業演奏

 

 ある程度の実力がある団体には「営業演奏」の依頼がときどき来ます。「スポーツ大会の開会式で演奏してくれ」「会社創立30周年記念式典で演奏をお願い します」という感じです。営業演奏が普通の本番と違うのは「お金をもらっての演奏」というところにあります。こういった本番は特に、変な演奏はできませ ん。営業演奏で良い演奏ができると「来年もよろしく」と信頼を得られたり、逆に失敗すると散々です。営業演奏は特に慎重に準備をしたいものです。

 


9-05. 演奏会に行こう

 

 部員全員で、1回はどこかのバンドの演奏会に行ってみましょう。きっと、参考になることだらけだと思います。また「あんな演奏がしたい」と、部員の練習意欲も高めることができます。

 また、コンクールに観客として出かけるのも、かなり効果のあることです。特に全国大会には、一度は聴きにいきたいものです。全国大会のチケット情報は、BJや全吹連のHPから入手できます。毎年売り切れが続出するので、早めの情報収集を心掛けましょう。

 


9-06. 基礎力の大切さ

 

 演奏会となると、それこそ何十曲も譜読みをしなければなりません。そのため、忙しくて譜読みのミスが多くなり、曲が十分に仕上がらないまま本番を迎えてしまうバンドもあります。

 ここで大切なのが「基礎力」です。レベルの高いバンドは、しっかりとした基礎力を持っているので、短時間の譜読みでも曲を十分に仕上げることができます。演奏会の前に練習を一生懸命やるのはもちろんですが、普段から(特にオフシーズン)の基礎練習が大事になってくることを覚えておきましょう。

 


9-07. 演奏会の知識

 

【立ち】曲中、ソリストが立って演奏すること。ソロを吹いた後、礼をして座る。またあるパート全体が立って吹く場合も。前出(まえで):ソロでステージの前に出てきて吹くこと。とても目立つ。 

【ステマネ】ステージマネージャー。演奏会の際に色々な裏方の仕事(照明、音響など)の指示を行う。 

【ゲネプロ】ゲネラルプローベの略。本番前に演奏会の流れを全部リハーサルすること。照明合わせ、演出・司会の確認をここでする。演奏会当日にゲネプロがある場合は、スタミナを考えて吹き過ぎないように(特に金管楽器)。

 


9-08. 様々な演出

 

 吹奏楽の演奏会では、特にポップスステージになると、奏者の様々な演出があり楽しいものです。もちろん、下手な演奏を演出でごまかすことは好ましくあり ませんが、演奏に何かプラスアルファがあると、より聴衆を満足させられます。ぜひ、演奏会に向け、聴衆を楽しませるために様々な演出を考えましょう。ここで、主な演出を挙げておきます。 

【照明】もっとも一般的な演出。曲の途中で照明の色替えをしたり、ソロが出てきたらソリストにスポットをあてるなど。
【演奏に動きを取り入れる】全員で曲に合わせて体を左右に振ったり、パートごとにスタンドして吹くなど。視覚効果バツグン。照明の色替えと併用するとさらにいい。
【劇・仮装】例えばアニメの曲なら、登場人物に扮した人が出てくるなど。
【カラオケ】吹奏楽の演奏をバックにマイクで歌を歌う。M8の曲ならカラオケに最適。ただ、それなりに歌も上手い必要がある。

 


9-09. 必要な係

 

 演奏会を開くには、様々な係が必要となります。保護者の方に手伝って頂いたり、OB・OGにお願いするなどして、人員を確保しましょう。ここでは主な係を挙げておきます。

【ビデオ業者】演奏会の様子をビデオに撮ってもらう。演奏会のビデオは、部員の記念となり、また大事な資料となるので、ぜひ撮ってもらいたい。
【照明係】当日、照明の機械を操作し照明を変える。スコアに照明の指示を細かく書いておき、ゲネプロの時に照明合わせをする。なので、照 明係はスコアが読める人がよい。例えば、色替え係1名、スポット係1名、スコアを見ながら照明の指示をする係1名が必要となる。また、業者にお願いする手も。
【楽器運搬係】基本的には部員で楽器運搬をするが、手伝ってくれる人がいた方が助かる。

【プログラム配布・受付係】当日、開場時間になったらお客さんにプログラムを配布する。また、花束があれば受け取ってまとめておく。プログラムに他の演奏会のチラシを折り込みたいとお願いが来た場合は、折り込み作業もする。演奏中は客の出入りが無いようにドアの前に貼り付いている。

 


9-10. プログラム冊子

 

 定期演奏会のプログラム(パンフ)は、曲紹介やパート紹介など、見ていて飽きないものが多いものです。プログラムに載せる情報としては、校長・顧問あいさつ、プログラム、曲紹介、パート紹介、活動記録、部員名簿などがあります。色々な団体の演奏会のプログラムを分析して、ぜひ良いプログラムを作りましょ う。

 


9-11. タイムテーブル

 

 演奏会の1~2週間前になったら、タイムテーブルというものを作成します。タイムテーブルには、演奏会のゲネプロから、本番、片づけまでのスケジュールを、細かく記載します。作成したタイムテーブルは、当日手伝って頂く業者や保護者の方にも渡します。

 タイムテーブルの作成例はこちら

 

演奏会の運営の詳細については、「裏方の楽典」の方の「第3章 演奏会の運営」の方もご覧ください。